以前、フォークリフトに計量表示器とコンソールを付けた記事を投稿しました。今回はその続編。
(↓)このフォークリフトに付けたコンソールを、どういった時に使うのか?を紹介します。


弊社では金属再生事業として、アルミの廃棄物を熔解し、インゴットにしてお客様へ出荷しております。
そのアルミインゴットの1ロット計量作業において、下記手順で計量していました(分かり辛くてすいません)ちなみにインゴット3個で1ロットです。


この問題として、2回の計算作業があり、その度に計算ミスや数値入力ミスが発生するケースが挙げられます。
また、以前の重量表示器だと文字が小さく、フォークリフトに乗ったままでは重量が分からないので、わざわざフォークリフトから降りて表示器の所まで行って数値をメモする必要がありました。
これは大変・・ということで、重量表示器の拡張と共に、フォークリフトに乗ったまま計量データを登録できるようシステム化しました。
まずは1ロット分のインゴット3個全てを計量台に載せ、コンソールの【OK】ボタンを押します。

次に1番上のインゴットをフォークリフトで持ち上げた後、再び【OK】ボタンを押します。
この時、画面右側にはガイダンスが表示されています。ちなみに音声案内も出していたのですが、現場の人から『周囲の音が煩すぎて何言ってるのか分からない。夜勤の時に幽霊かと思ってビックリした』とのことで、この機能を省きました(笑)


続けて今度は上から2個目のインゴットから上を持ち上げて【OK】ボタンを押します。


最後に確認画面が表示されるので、間違いなければ【OK】ボタンを押して終了です。


計量登録されたデータは履歴として画面右側に通常画面として表示されます。

フォークリフトに乗ったままボタンを4回押すだけなので、今までと比べたら結構楽になったと思います。
あとは、この計量されたデータを活かせるよう、他システムへの連動や生産量をグラフ化する等、ダッシュボードを作って見える化を目指します。
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